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ピカイチ☆輝く背番号二ケタ君 Vol.1
みちのくでみつけた背番号『20』 |

みちのくの快速左腕、公式戦初先発
『将棋のまち・天童市』で行われた春季東北大会準々決勝。注目は
−花巻東・菊池雄星−
昨年の夏、彗星のごとく現れ、1年で145キロを計測し、甲子園にも出場したみちのくの快速左腕だ。
背番号は『11』。腰に不安があり、これまで公式戦登板はすべてリリーフ。菊池雄星を見に来たけど投げるのかな?と思いながら近くまでキャッチボールを見に行く。キャッチボールが終わり、背番号『1』の右腕・齋藤研志郎(3年)、背番号『10』の左腕・高橋駿(3年)ら投手陣を含めた選手はすべて引き揚げたが、菊池は遠投など入念に投球!まさか・・・先発?と思いつつもノックが始まるのでバックネット裏へ移動。
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衝撃的地響きがする送球!
私は試合前のノックをいつも食入るように見つめる。試合より、断然に守備機会が多く、しかも控えの選手まで見れ、『逸材探しにとって最高の時間』だからだ。パンフレットで名前・学年などを確認したり、グランドを見たり、この凝縮された数分間、目に力が入る。
その時だ!衝撃的地響きがする二塁送球!!『なんじゃ今のは?』と背番号を確認すると『20』。その他、捕手は『2』と『12』がおり、三番目に並んでいる。しかし、それにしてもいい球投げるなあ〜とチェック。

試合前のアナウンス〜『ピッチャー菊池雄星』〜公式戦初先発。
仙台育英も1年生左腕・木村謙吾を先発。
2年と1年の東北を代表する左腕の投げ合いに鼻息が荒くなるほど興奮する。・・・が背番号20は控えのため、ベンチ。
試合は花巻東が1年生左腕・木村を攻め、先手必勝ペース。
すると試合中盤からエース穂積優輝(2年)が投球練習を開始。ブルペンキャッチャーは背番号20!しかし、ブルペンキャッチャー・・・
すると、7回裏投手交代!と同時に背番号20、捕手・高橋知己がついに登場!試合前に見た強肩は勿論、キャッチング、センスに一目惚れ。特筆すべきはその『空気!』。ビシッと引き締まる何かを持っいる。全国津々浦々かなりの逸材を見てきたこたろうだが、ここまでピカイチに光っている背番号二ケタの捕手は見たことがない。

そして試合は9回表、仙台育英の攻撃。背番号20の打席まではまだまだ遠い。しかし、菊池との2年生対決を願い、一塁側からカメラを構え、『回ってこい、回ってこい』と祈る!祈りが通じたのか、9回ツーアウトでバッター高橋知己。背番号20。
粘るも・・・菊池雄星の速球に三振。ゲームセット。
公式戦初完投勝利で雄たけびの菊池に三振の高橋。二人の2年生、明暗がハッキリ分かれた。試合後、監督などに集まる報道陣を横目に背番号『20』高橋のところへ。「ずっと守備面に力を注いでた」というだけあって守備固めで試合後半マスクをかぶることが多いらしい。課題は打撃だが中学時代東北シニアで四番を打ってただけに打の素質もあるはず。最後に三振は悔しいだろうが、「ピカイチ光ってたよ。頑張ってな」に「ハイ!」と笑顔。今後の更なる成長に期待してます。 |
夏はすぐそこ
球場から遠くの山を眺めるとまだ雪が残っている。しかし、南国からきたこたろうはそれを知らずひとり半袖・短パン・・・暑がりのこたろうでも肌寒さと衝撃に身震いの連続であった。
春季東北大会準々決勝が行われた当日、沖縄では全国のトップを切って夏の選手権大会沖縄大会が開幕している。春と夏が融合したこの日、南北に長い日本を感じた。そして肌寒い中にも春の匂いがした。東北の夏もすぐそこまできている。
背番号『11』菊池雄星、背番号『20』高橋知己。共に二ケタ番号でこの夏を迎える。そして、夏以降二ケタ番号の『 1』と『 0』がそれぞれ消え、『1』、『2』になり、次なる舞台に備えるだろう。
将棋で負けは最後に王将がやられる。
将棋のまちでの一戦、終わり方に何か予感がした。
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試合終了。勝利のハイタッチ。バッタリーに駆け寄る花巻東ナイン
悔しそうな背番号『20』高橋知己(仙台育英2年)左端
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一 |
二 |
三 |
四 |
五 |
六 |
七 |
八 |
九 |
計 |
| 仙台育英 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
1 |
0 |
0 |
2 |
| 花巻東 |
1 |
0 |
2 |
0 |
2 |
1 |
0 |
0 |
× |
6 |
| (仙) |
木村、穂積−戸沢、高橋 |
| (花) |
菊池−中村 |
| 三 |
中村(花) |
| 二 |
中村(花) |
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特集 観戦記 TOP |
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第55回春季東北地区高校野球大会第3日
準々決勝
仙台育英vs花巻東
平成20年6月14日(土)
天童市スポーツセンター野球場(山形県) |
天童市は『将棋のまち』として有名。将棋駒の産地で、全国の生産量の約95%を誇る。天童駅には将棋資料館があり、市内の至る所に将棋のモニュメント(橋の欄干、歩道など)が点在する。また、シンボルである舞鶴山の山頂では毎年四月下旬にプロ棋士(人間)が駒になり『人間将棋』が行われる。
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東北選抜チームでは、東北シニアの高橋知己(現仙台育英)、盛岡東シニアの菊池雄星(現花巻東)が共に選出され、日台会長杯争奪国際親善野球大会に出場。バッテリーを組むなどチームメイトになったことも。 |
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人生初のみちのく一人旅。山形の夜、居酒屋でみちのく一人酒。芋煮に日本酒etc・・・みちのく二日酔い・・・ |
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